決して小さな問題ではないと述べて

チュチェ86(1997)年7月のある日であった。

金正日国防委員長はこの日、責任活動家たちと席を共にして貴重な教えを与えていて、ある活動家に小学生が使うシャープペンシルの生産がしきりに遅れる原因を尋ねた。

その活動家が、設備が古いので能力を出せない上に、資材がまともに供給されておらず、電気不足も難問になっていると申し上げた。

国防委員長は、そのような問題をなぜ自分に報告しなかったのかと述べた。

あまりにも小さな問題なので報告できなかったと言う活動家の言葉がまだ終わらないうちに、国防委員長はそれがなぜ小さな問題なのか、絶対に小さな問題ではないと厳しく指摘した。

しばらくして、国防委員長はあなたたちが鉛筆問題をつまらないことに考えるその観点が問題である、鉛筆問題は次世代の教育に関する問題であり、次世代の教育は国と民族の未来に関する問題であると述べた。

その活動家が児童らにシャープペンシルを供給する方途を申し上げると国防委員長は、わたしが常々言っているが、われわれは子どもたちを王様のように奉じなければならない、われわれの子どもたちのように大事で愛しい存在はないと述べ、改めて言うが鉛筆問題は決して小さな問題ではないと強調した。

こうして、シャープペンシルの生産は再び活気を帯びるようになったし、児童らにシャープペンシルが供給されるようになった。---

www.kcna.kp (チュチェ112.10.4.)