外務省代弁人が談話発表

【平壌2月3日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンは2日、「世界で最も不良な国家は他国に言い掛かりをつける資格がない」と題する次のような談話を発表した。

最近、米国務長官であるルビオという者があるメディアとのインタビューで新米行政府の対外政策について列挙していた中でわが国家をいわゆる「ならず者国家」と冒瀆(ぼうとく)する妄言を並べ立てた。

朝鮮民主主義人民共和国外務省は、主権国家のイメージをむやみにダウンさせようとする米国務長官の敵対的言行を主権尊重と内政不干渉を核とする国際法的原則に全面背馳(はいち)する重大な政治的挑発と見なし、これを強く糾弾、排撃する。

ルビオの政治的性向や米国の体質的な対朝鮮拒否感を鑑みるとき、彼の発言は新しいものではなく、ほかの面から見れば彼からわれわれに対するよい言葉が出たなら、もっと驚くべきだろう。

しかし、事実上世界で最も不良な国家が他国に対して不良であると言い掛かりをつけるのがどんなに理屈に合わないものであるかということについては指摘する必要がある。

米国の対外政策を総括する人物の敵対的言行は、過去も現在も変わりが全くない米国の対朝鮮敵視政策を今一度確認してくれた契機となった。

ルビオの低質的で非常識的な妄言は、新たに就任した米行政府の誤った対朝鮮視覚を加減なく示すだけであり、決して彼が願うように米国の国益を図ることには全く役立たないであろう。

われわれは、朝鮮民主主義人民共和国に常に敵対的であったし、今後も敵対的であろう米国のいかなる挑発行為も絶対に黙過しないであろうし、いつものようにそれに相応して強力に対応していくであろう。---

www.kcna.kp (2025.02.03.)