【平壌6月18日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国の朴泰成内閣総理(朝鮮労働党政治局常務委員)が、人民経済の多くの部門を視察した。
朴泰成総理は、黄海製鉄連合企業所(黄海北道)の溶鉱炉職場と酸素分離機第3職場、重軌条完成職場などを見て回りながら、党中央委員会第8期第11回総会の決定を貫徹するための鉄鋼材の生産に邁進(まいしん)している労働者たちを鼓舞した。
活動家が党決定の運命を担ったという高い責任感を抱いて整備・補強計画に反映された対象工事を日程通りに手際よく推し進めるとともに生産工程に対する管理・運営を効率的に行い、合理的な製鉄方法を積極的に取り入れて鉄鋼材の生産量を増やし、鋼の質を向上させることについて述べた。
新渓郡の新興農場と大成農場、遂安郡の石橋農場をはじめ黄海北道の複数の農場で表作の小麦・大麦の作柄を調べ、穂の稔実歩合(ねんじつぶあい)と気象条件などを具体的に打算したことに基づいて収穫の適期を正しく定め、人員と手段を集中して適時に無駄なく取り入れられるように準備を着実にすることについて指摘した。
大安親善ガラス工場(南浦市)を訪れた朴泰成総理は、ガラス溶解炉の補修状況を確かめ、工事において質を徹底的に保障して炉の正常運用を確固と保証するための技術実務的問題を討議し、当該の対策を講じた。
テプン添加剤工場の建設現場と平壌家禽設備工場で、党の意図通りに家禽の生産量を増やすのに必要な飼料添加剤と飼育設備を円滑に生産・供給できるように工場の建設と改修を早めて終えなければならないと強調した。
これに先立って朴泰成総理は、農業科学院農業先端技術交流所などで科学者と活動家に会って農業科学研究活動状況と最新農業科学技術成果に対する意見を交わした。
現地での各協議会では、銑鉄の生産に必要な原料、資材が十分に保障されるように関連部門と単位の協同をより強化する問題、科学研究機関が経済発展のキーポイントを解決することに重点を置いて研究活動を深化させる問題、当該の単位で技術者、技能工を優遇し、従業員の生活条件の保障に深い関心を払う問題などが討議され、対策が立てられた。---
www.kcna.kp (2025.06.18.)