水に対する農民の長年の宿望をかなえてやるために
畑で汗を流して働く農民に会った主席は、土のついた彼の手をわけへだてなく取って土地改革を行ったがどうだ、農作で困るものはないか、この干ばつのためいかに農業を営むつもりかとやさしく尋ねた。
農民は、いくら干ばつに見舞われても自分の土地を持った以上、日本帝国主義植民地支配時代よりは農業を立派に営むことができる、今年の農業を立派に営んで発動機を買い、来年からは水を汲み上げて農業を営むつもりだと申し上げた。
農民と別れて行く先に向かった主席は、幹部たちにいくら困難であっても灌漑工事を早く行わなければならない、どこでも農民は水を求めていると述べた。
主席は、今年の農業を立派に営んで発動機を買い入れ、来年からは揚水機で水を汲み上げると言った農民の言葉がよい意見であると述べ、国家と農民が力を合わせるなら大きな力を入れなくても多くの灌漑工事を早く行える、大規模の灌漑工事は国家が行い、小規模の灌漑工事は農民自身が行う運動を広く展開しなければならないと強調した。
ある農民の素朴な言葉から農村水利化の構想を練った