朝鮮人民の貴重な民族文化財―東明王陵

【平壌5月16日発朝鮮中央通信】朝鮮人民の貴重な民族文化財の中には、東明王陵もある。

平壌市力浦区域龍山里にある東明王陵は、五千年の民族史に千年強国として威容を誇示した高句麗の建国始祖である東明王(B.C.298―B.C.259)の墓である。

東明王によって高句麗が建国されたことで、わが国の中世歴史、封建社会の始原が開かれた。

高句麗は、わが国の歴史において最も広大な領域と先進的な経済と文化、軍事力で民族の尊厳と栄誉をとどろかせた強国であった。

王陵は、427年高句麗が平壌に遷都した際、現在の位置に移設された。

偉大な領袖金日成主席は、わが国の歴史において初の封建国家である高句麗を建てた東明王の陵を発掘し、その性格を科学的に解明するようにし、王陵の改造を発起して賢明に導いた。

金日成主席は1993年5月16日、立派に改造された東明王陵を見て回りながら、王陵が歴史主義の原則に基づいて高句麗の時代相がよく反映されるように改造されたことに満足の意を表し、歴史遺跡と遺物をよく保存、管理して悠久な歴史と文化を創造してきた先祖の英知と才能をわが人民に実物を通じて見せるべきだと述べた。

王陵は、160余りの基壇が支えている墓と東明王の画像をはじめ30余点の石彫刻品、高句麗人民の剛毅さと生活風習を見せる数十点の美術作品と定陵寺をはじめ民族固有の建築物から成っている。

王陵の陵門の前には、金日成主席が自ら書いた文字が刻まれている「東明王陵改建記念碑」がある。

東明王陵は、2004年7月に世界文化財に登録された。---

www.kcna.kp (2025.05.16.)