【平壌12月11日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国とロシア連邦間の包括的戦略パートナーシップに関する条約の批准に際して、アレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使が10日、宴会を催した。
最高人民会議常任委員会の崔龍海委員長(朝鮮労働党政治局常務委員)と朝鮮労働党中央委員会の李日煥書記、朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相、朝鮮人民軍の鄭京擇総政治局長、朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長、関係者が宴会に招待された。
ロシア連邦大使館員が、これに参加した。
宴会では、アレクサンドル・マツェゴラ大使が演説した。
大使は、ロ朝関係において歴史的な役割を果たすことになる重要な出来事を祝うためにこの場に集まったとし、去る12月4日、ロシア連邦と朝鮮民主主義人民共和国間の包括的戦略パートナーシップに関する条約の批准書が交換されたことで条約が発効したことに言及した。
また、ロシアと朝鮮は、両国と人民の根本利益、ユーラシア大陸における平和と安全維持、全ての国家の正義と平等に基づいた新たな全地球的秩序樹立の必要性から出発してロ朝友好関係を完全な同盟水準に引き上げるために努力してきたと述べ、新たな条約に即して互いに支持し、政治、経済、文化、軍事など各分野にわたって互恵的な協力を実現していくことを強調した。
そして、特に、ウラジオストクとボストーチヌイ宇宙発射場、平壌での両国首脳の対面は、親交と相互信頼を厚くし、ロ朝関係の真の兄弟的性格と戦闘的友誼を豊富にしたとし、ロシアに対する朝鮮人民の連帯と絶対的な支持に謝意を表した。
さらに、ロシア連邦と朝鮮民主主義人民共和国間の新たな条約の発効は友人には喜びを与え、敵には不安と恐怖を与える偉大な出来事であると強調した。
次に、崔善姫外相が演説した。
崔善姫外相は、朝ロ関係が自己の発展道程において重大な分水嶺を前にしている時期に両国が進むべき戦略的進路を定め、その勝利を一層確信させる新たな国家間条約が誕生したのは、両国国家元首の卓越した先見の明と政治的意志と決断がもたらした立派な結実であると強調した。
また、朝ロ間の包括的戦略パートナーシップに関する条約は二国間関係を新たな戦略的高みに引き上げ、共同の利益に合致するように地域と世界の安全環境をしっかり守り、強力な国家を建設しようとする両国国家指導部の遠大な構想と人民の念願を実現させる推進力になると言及した。
そして、両国国家元首の崇高な意を体し、条約の精神に即してロシアと各分野にわたって多面的に、緊密に協力し、朝ロ友好関係を永続的に強化し、発展させようとする朝鮮民主主義人民共和国政府の不変の立場を宣明した。
さらに、勇敢なロシア軍隊と人民が尊敬するプーチン大統領の周りにしっかり団結して国の主権的権利と安全を守り、自主化された多極世界を建設する正義の偉業で勝利を収めるものとの確信を表明した。
宴会の参加者は、