金正日国防委員長はチュチェ89(2000)年12月のある日、新しく建設した注射器工場を訪れた。
同工場の複数の生産工程を見て回り、中央ホールに展示された試作品を見ていた金正日国防委員長は注射の針で足を止めた。
国防委員長は針がすこし太い、注射の針が太ければ注射するとき痛いではないかと心配そうな口調で述べた。
金正日国防委員長は、活動家たちに注射器工場では注射の針をよく作るのが基本である、注射の針をよく作れば患者に痛みを与えず注射することができるとし、針をどんな素材で作ればいいのかを研究して注射の針をよく作らなければならないと述べた。
活動家たちは、人民が感じることになる注射の針による痛みを減らそうと気遣う国防委員長を仰いで激情を禁じ得なかった。
同日、同工場を発つ前に金正日国防委員長は、これから自分はこの工場が生産した注射器を使うと意義深く述べた。---