金正恩同志が中国を訪問

【平壌1月10日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党委員長で朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長であるわが党と、国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が、中国共産党中央委員会総書記で中国国家主席である習近平同志の招請によって、チュチェ108(2019)年1月7日から10日まで中国を訪問した。

敬愛する最高指導者と共に、李雪主女史が同行した。

朝鮮労働党中央委員会政治局委員で党中央委員会副委員長である李洙墉、金英哲、朴泰成の各氏、朝鮮労働党中央委員会政治局委員で外相である李容浩氏、朝鮮労働党中央委員会政治局委員候補で人民武力相である努光鉄氏、朝鮮労働党中央委員会政治局委員候補で党中央委員会第1副部長である金與正氏、朝鮮労働党中央委員会部長である李日煥、崔東明の両氏をはじめ、党中央委員会と朝鮮国務委員会の幹部が随行した。

敬愛する最高指導者が乗った専用列車が現地時間で7日夜9時30分、中国の国境都市丹東に到着した。

敬愛する最高指導者を迎接するために、中国共産党中央委員会対外連絡部長である宋濤氏、遼寧省党委員会書記である陳求発氏、中国鉄路総公司総経理である陸東福氏、李進軍駐朝中国大使、丹東市党委員会書記である葛海鷹氏が丹東駅に出ていた。

敬愛する最高指導者は、李雪主女史と共に列車から降りて迎えに来た中国側の幹部らと親しくあいさつした。

習近平総書記同志と中国共産党中央委員会の委任によって、中国共産党中央委員会対外連絡部長である宋濤氏が敬愛する最高指導者を温かく迎え、心からの熱烈な歓迎のあいさつをした。

敬愛する最高指導者と李雪主女史に、女性らがかぐわしい花束を差し上げた。

敬愛する最高指導者は、列車に上がって中国共産党中央委員会対外連絡部長の宋濤氏と和気あいあいとした雰囲気の中で談話した。

敬愛する最高指導者は、宋濤部長が毎度国境都市にまで迎えに来て親切に迎え、首都北京まで案内してこの上なく歓待し、真心のこもった誠意を尽くしていることに謝意を表した。

宋濤部長は、きわめて特別でかなめの時期に行われる金正恩同志の今回の中国訪問を習近平同志と中国の党と政府が高度に重視し、非常に重要な意義を付与して迎接をよくすることについて特別に指示したと述べ、両党、両国の最高指導者の対面が円滑な成果を収めるように最善を尽くすと述べた。

現地時間で8日午前11時、敬愛する最高指導者が中国の首都である北京に到着した。

敬愛する最高指導者を北京駅で、中国共産党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央委員会書記処書記である王滬寧氏、中国共産党中央委員会政治局委員で北京市党委員会書記である蔡奇氏が迎接した。

また、池在龍中国駐在朝鮮大使が迎えた。

敬愛する最高指導者が李雪主女史と共に列車から降りると、子どもたちが花束を差し上げた。

敬愛する最高指導者は、迎えに来た中国の党と政府の幹部らと温かいあいさつを交わし、宿所である釣魚台国賓館へ向かった。

金正恩同志が8日午後5時、人民大会堂で習近平同志と対面した。

敬愛する最高指導者と李雪主女史が人民大会堂に到着すると、習近平同志と彭麗媛女史が温かく迎えた。

敬愛する最高指導者と習近平同志は、新年の年頭に再び対面した喜びを禁じ得ず、親しく固い握手を交わして記念写真を撮った。

習近平同志は、金正恩同志が新年の初の対外活動として中国を訪問したことについて熱烈に歓迎し、今回の訪問が中朝関係の発展を立派に引導するうえで特別に重要な契機になるであろうと述べた。

敬愛する最高指導者は、習近平同志が年明けの活動が緊張した中でも忙しい時間を割いて訪問の日程を具体的に立て、細心な関心を払ってくれたことに謝意を表した。

敬愛する最高指導者と李雪主女史は、習近平同志と彭麗媛女史と共に両国の国旗を背景に意義深い記念写真を撮った。

金正恩同志の中国訪問を歓迎する儀式が、人民大会堂で盛大に執り行われた。

金正恩同志と習近平同志との会談が、歓迎儀式に続いて人民大会堂で行われた。

会談には、わが方から朝鮮労働党中央委員会政治局委員で党副委員長である李洙墉、金英哲の両氏と朝鮮労働党中央委員会政治局委員で外相である李容浩氏が参加した。

中国側からは、中国共産党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央委員会書記処書記である王滬寧氏、中国共産党中央委員会政治局委員で書記処書記であり、弁公庁主任である丁薛祥氏、中国共産党中央委員会政治局委員で中央外事事業委員会弁公室主任である楊潔篪氏、中国国務院国務委員兼外交部長である王毅氏、中国共産党中央委員会対外連絡部長である宋濤氏が参加した。

朝中両党、両国の最高指導者は、同志的かつ真摯(しんし)で友好的な雰囲気の中で再びあいさつを交わし、朝中両党、両国の親善と団結、交流と協力を時代の要求に即してよりいっそう強化し、発展させることについてと、互いに関心を寄せる国際および地域問題、特に朝鮮半島の情勢管理と非核化協商過程を共同で研究、操縦する問題に関連して深みがあり、率直な意思疎通を行ったし、対外関係分野において両国の党と政府が堅持している自主的立場について相互理解と支持、連帯を表明した。

敬愛する最高指導者は、年明けから忙しい日程を全て延ばして温かく招請し、情熱的に誠心誠意を尽くして歓待してくれた習近平総書記同志と中国の党と政府の親しい同志たちに謝意を表し、朝鮮の党と政府、全朝鮮人民が送る立派な祈りのあいさつを伝えた。

朝中親善団結史に輝かしいページを開いた年として記録された昨年に続いて、両国の関係においてとても意義深い今年も朝中親善がより強固な段階、より発展的な関係になるようにするうえで今回の訪問がとても重要な役割を果たすことになり、この契機を通じて全世界に朝中親善の不変性、不敗性をいま一度はっきり誇示することになるであろうと述べた。

朝中親善は両国の老世代指導者たちが自ら結んで育み、特殊な情勢の下でより輝かしく発展していると述べ、朝鮮労働党と政府はこれまでと同様、今後も中国側と一致団結するであろうし、両党、両国の緊密な協力の伝統を継承して朝中親善関係を引き続き強化し、発展させるために新たな努力を傾注するであろうと述べた。

敬愛する最高指導者は、中国共産党の洗練された指導の下で新時代の中国特色の社会主義の道に沿って真っ直ぐに進んでいる中国人民の信念に満ちた姿と日々発展する中国の実状を直接見ながら力を得ていると述べ、中国の党と人民が中華民族の新たな奇跡を生み出すための闘いで新たな成果と巨大な勝利を収めるとの確信を表明した。

習近平同志は、中国の党と政府、中国人民を代表して尊敬する金正恩同志の中華人民共和国訪問を再び熱烈に歓迎すると述べ、金正恩同志が2019年の新年に際して中国を訪問したのは時期的に見る時、とても特殊で重大な意義を持ち、中朝親善関係を重視して中国の党と人民に対する深い信頼を示すことになると述べた。

中国人民の親しい同志、友人である金正恩同志と共に深みのある意見交換を行う過程を通じて、党的交流、文化交流をはじめ複数の分野での交流と協力が活発に行われ、中朝両党、両国の親善関係が歴史的な発展を遂げ、より増進したと述べた。

昨年、金正恩同志が社会主義経済建設に総力を集中すべきだという新たな戦略的路線を打ち出し、果敢で英明な決断を下してさまざまな重大措置を取りながら、平和愛好的で発展を志向する朝鮮側の希望と期待を国際社会に示すことによって、国際的影響力を向上し、全世界の大きな支持と理解、熱烈な歓迎を受けていると述べた。

これは、金正恩同志の戦略的決心が正確であることを実証しており、朝鮮人民の利益と時代の流れに合致するということを示していると述べ、朝鮮の党と政府が対内外的に立派な成果を収めていることについて高く評価し、同志として、友人として金正恩同志の指導の下で朝鮮労働党の社会主義偉業の遂行でさらなる新たな成果が収められるということを確信し、心から願うと述べた。

双方はまた、互いに関心を寄せる国際および地域問題について深みのある意見を交換した。

双方は、朝鮮半島情勢に関連する両国最高指導者の密接な意思疎通と率直な意見交換、調律を通じて有益な情勢発展を導き出し、促して双方の利益を守ったことについて高く評価し、重要かつかなめの時期に入った朝鮮半島情勢を正しく管理して国際社会と半島を巡る各側の利害関係に合致するように朝鮮半島の核問題の究極的な平和的解決立場を引き続き堅持することについて一致同意した。

敬愛する最高指導者は、朝鮮半島の非核化目標を堅持し、シンガポール朝米首脳会談で収められた共同声明を誠実に履行し、対話を通じた平和的解決を追求するわれわれの基本立場には変わりがないと述べ、朝米関係の改善と非核化協商過程に生じた難関と懸念、解決展望について述べた。

習近平同志は、朝鮮側が主張する原則的な問題は当然な要求であり、朝鮮側の合理的な関心事項が当然、解決されなければならないということについて全的に同感し、各関係側がこれに対して重視し、妥当に問題を処理するのが正しい選択であると述べ、中国側はこれまでと同様、今後も朝鮮同志たちの頼もしい後方であり、堅実な同志、友人として双方の根本利益を守り、朝鮮半島の情勢安定のために積極的で建設的な役割を発揮していくと述べた。

朝・中両党、両国の最高指導者は、朝鮮民主主義人民共和国と中華人民共和国の外交関係設定70周年にあたる新年に、政治、経済、軍事、文化をはじめ各分野で高位級相互往来の伝統を堅持し、拡大して発展させていくための新しい計画について合意した。

金正恩同志は、習近平同志が便利な時期に朝鮮民主主義人民共和国を公式訪問することを招請したし、習近平同志は招請を快く受諾し、それに対する計画を通報した。

会談は、終始、温かくて同志的で友好的な雰囲気の中で行われた。

金正恩同志の中国訪問を歓迎して習近平同志が8日夕、人民大会堂で盛大な宴会を催した。

朝鮮労働党中央委員会政治局委員で党中央委員会副委員長である李洙墉、金英哲、朴泰成の各氏、朝鮮労働党中央委員会政治局委員で外相である李容浩氏、朝鮮労働党中央委員会政治局委員候補で人民武力相である努光鉄氏、朝鮮労働党中央委員会政治局委員候補で党中央委員会第1副部長である金與正氏、朝鮮労働党中央委員会部長である李日煥、崔東明の両氏をはじめ、随行幹部と随行員が宴会に招待された。

また、池在龍中国駐在朝鮮大使と大使館員が招待された。

中国共産党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央委員会書記処書記である王滬寧氏、中国共産党中央委員会政治局委員で書記処書記であり、弁公庁主任である丁薛祥氏、中国共産党中央委員会政治局委員で中央外事事業委員会弁公室主任である楊潔篪氏、中国共産党中央委員会政治局委員で書記処書記であり、中央政法委員会書記である郭声琨氏、中国共産党中央委員会政治局委員で書記処書記であり、宣伝部長である黄坤明氏、中国共産党中央委員会政治局委員で北京市党委員会書記である蔡奇氏、中国国務院国務委員兼外交部長の王毅氏、中国共産党中央委員会対外連絡部長である宋濤氏、李進軍駐朝中国大使をはじめ、中国の党と政府の幹部がこれに参加した。

金正恩同志と李雪主女史が習近平同志と彭麗媛女史に案内されながら、宴会場に姿を現した。

宴会では、習近平同志が祝賀演説を行った。

習近平同志は、去る一年を送り、新年を迎えるめでたくて美しい時期に金正恩同志と李雪主女史が中国の党と政府、人民に対する朝鮮の党と政府、人民の深くて厚い親善の情を抱いてまたもや中国を訪問して新年の中朝関係発展の序幕を開いたと述べ、金正恩同志と李雪主女史の中国訪問を熱烈に歓迎した。

金正恩同志が昨年100日間に中国を3回訪問したのに続いて、新年の年明けにまたもや中国を訪問したのは伝統的な中朝親善を非常に重んじており、中国人民に対する親善の情を抱いていることを十分に示していると述べ、金正恩同志との共同の努力によって中朝往来の新しい歴史を切り開いていくであろうと述べた。

今年は、中朝外交関係設定70周年にあたる年であると述べ、これまでの70年間、中朝両党、両国と両国の人民は唇歯(しんし)の関係を結び、互いに支持し、鼓舞、激励しながら前進してきたし、両国の社会主義建設で偉大な成果を収めたと誇らしく述べた。

中朝関係はすでに新しい歴史の一ページを開いたし、新たな発展段階に入ったと述べ、中国の党と政府は伝統的な中朝親善を高度に重視しており、中朝関係を立派に守り、立派に強固にし、立派に発展させるのは中国の党と政府の終始一貫かつ確固不動の立場であることを再び宣明した。

習近平同志は、朝鮮の党と人民が社会主義革命と建設で注目するに値する成果を収めたことについて喜ばしく思うと述べ、金正恩同志を首班とする朝鮮労働党の指導の下で党中央委員会第7期第3回総会が打ち出した新たな戦略的路線を必ず貫徹して朝鮮の社会主義建設偉業を力強く促すことによって、より輝かしい成果を収めるとの確信を表明した。

敬愛する最高指導者が、答礼演説を行った。

敬愛する最高指導者は、両党、両国の関係発展史にかつてない特記すべき出来事で満ちた昨年を送り、新年を迎えながら朝中関係の偉大な新しい歴史、輝かしい新時代にふさわしく朝中親善の全面的繁栄を遂げようとする固い意志を抱いて新年の初の政治日程として中国を訪問したことについて述べた。

年明けに実現した今回の訪問に対する中国の党と政府の温かい歓待と手厚い関心に深い謝意を表し、朝鮮労働党員と朝鮮人民の名義で習近平同志と全ての中国共産党員と中国人民に最も温かくて熱烈な新年のあいさつを送った。

両党、両国の最高指導者の対面は、昨年、朝中関係が新時代の要求に即して昇華、発展するようにした強固な礎石、力強い原動力になったと述べ、今年も中国の同志たちと固く手を取り合って全世界が羨み、後世に末永く伝わる朝中親善の美しい叙事詩を記し続けるであろうし、朝中共同の力で朝鮮半島と地域の平和と安定を確固と守っていく意志を披れきした。

敬愛する最高指導者は、新しい中国の歴史に70回目の年輪を刻みつける今年に、兄弟の中国人民が習近平同志を中核とする中国共産党の周りに固く団結して「二つの百年」目標と中華民族の偉大な復興の夢を実現するための大長征で絶え間ない成果を収めることを心から願った。

宴会は終始一貫、親善と友愛の情溢れる温かい雰囲気の中で行われた。

宴会では、敬愛する最高指導者の歴史的な中国訪問を歓迎して、中国芸能人が特別に準備した芸術公演が行われた。

敬愛する最高指導者と李雪主女史は、習近平同志、彭麗媛女史と共に舞台に上がって感謝を表し、出演者と記念写真を撮った。

金正恩同志は習近平同志と1月9日、北京ホテルでまたもや対面した。

敬愛する最高指導者が李雪主女史と共に北京ホテルに到着すると、習近平同志と彭麗媛女史が温かく迎えた。

敬愛する最高指導者は、習近平同志と格別な同志的友情と親交関係をさらに厚くし、虚心坦懐に談話した。

敬愛する最高指導者と李雪主女史は、習近平同志と彭麗媛女史が用意した昼食を共に取りながら、和気あいあいとした睦まじい雰囲気の中で楽しく談笑した。

敬愛する最高指導者は、習近平同志がまたもや特色ある場所で特色ある雰囲気の昼食を誠意を持って用意し、招待してくれたことについて深い謝意を表した。

敬愛する最高指導者は昼食後、習近平同志と別れのあいさつを交わした。

敬愛する最高指導者は、習近平同志の特別な関心と歓待の中でいささかの不便もなく立派で甲斐のある訪問を行ったことに満足を表し、感謝のあいさつをした。

敬愛する最高指導者と李雪主女史は、習近平同志、彭麗媛女史と新たな対面を約束して、別れのあいさつを交わした。

金正恩同志は同日午前、遂行幹部、随行員と共に北京同仁堂株式有限公司製薬分工場を参観した。

中国共産党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央委員会書記処書記である王滬寧氏、中国共産党中央委員会政治局委員で北京市党委員会書記である蔡奇氏、中国共産党中央委員会対外連絡部長である宋濤氏、李進軍駐朝中国大使が同行した。

敬愛する最高指導者を北京同仁堂株式有限公司理事長である党書記、同公司の総経理で党副書記である高振坤氏と工場の責任幹部らが温かく迎えた。

敬愛する最高指導者は、製薬工程を参観して工場で生産している製品を見た。

生産現場を見て回りながら、進取的に頑強に努力して生産と技術向上において多くの成果を収め、立派な発展の道を歩んできたことを高く評価するとともに、今後の企業経営においてさらなる成功をもたらすことを願った。

金正恩同志は現地時間で9日午後3時、中国に対する歴史的な訪問を成功裏に終えて北京を発った。

敬愛する最高指導者を北京駅で、中国共産党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央委員会書記処書記である王滬寧氏、中国共産党中央委員会政治局委員で北京市党委員会書記である蔡奇氏が歓送し、中国共産党中央委員会対外連絡部長である宋濤氏、中国鉄路総公司総経理である陸東福氏、李進軍駐朝中国大使が丹東駅まで同行して見送った。

敬愛する最高指導者は丹東駅を発ちながら、訪問記間、盛大かつ熱烈な歓迎と真実で立派な歓待を施してくれた習近平同志に親筆の感謝書簡を送った。---

www.kcna.kp (チュチェ108.1.10.)