【平壌2月9日発朝鮮中央通信】韓国で新年に入って1月からヒステリックに強行された軍事的挑発行為は、わが国家がどんな敵と対峙しており、一瞬の放念もどんなに危険極まりない代価を払うようになるおそれがあるかということを再度刻印させる契機となっている。
全世界の全ての国がまだ新年の慶祝雰囲気の中にあった1月3日にもう韓国のかいらい海軍は一斉に東・西・南海の全ての水域で駆逐艦、護衛艦などの戦闘艦船と軍用機を動員して火薬のにおいを漂わせることで地域の空気を濁らした。
続いて、歩兵と砲兵、工兵部隊が同時多発的に各種の戦争演習の幕を上げ、機甲旅団がこれに合流しながら韓国の全土を騒がした。
われわれの長射程砲武力集団を無力化させるための米国と韓国の連合大火力戦演習が行われる中で1月15日には米軍の戦略爆撃機B1Bが朝鮮半島の上空に飛来して米・日・韓の連合空中訓練を強行したし、同日、米・韓空軍の空中実弾射撃訓練も実施された。
続いて、米・韓空軍の連合空中訓練である今年の初の「サンメ訓練」が数日間強行されたし、わが国家に対する不意の奇襲を狙った連合特殊戦訓練も行われた。
韓国での1月は、駐屯米空軍が豪雪の中でも戦闘機を出撃させて共和国に対する先制攻撃訓練を熟達することで締めくくられた。
わが国家を狙った戦争演習が新年の1月の最後の日まで鼻先で毎日のように起こった現実は、今年も米国と韓国の反共和国敵対的軍事行動が前例のないほどに活発に行われるであろうということを予告している。
看過できないのは、このような戦争劇がニワトリ小屋での闘鶏同様の熾烈な権力争奪戦によって政局が混乱し、全てが混迷に陥った無法地帯で繰り広げられているということである。
韓国の揺れ動く政治波動によって外交スケジュールまで次々と取り消される渦中にもわが共和国を核をもって圧殺するための米国と韓国かいらいの「核協議グループ」の謀議だけは相変わらず作動し、反共和国侵略戦争演習が以前よりもさらに度合い強く繰り広げられた事実をわれわれがいかに受け入れることだろうかは誰もが難なく推測できるであろう。
年初から始まった米国と韓国の地域緊張高調の無責任な行動は今も続いている。
敵対的で冒険的な行為は望まない結果だけを招くことになるであろう。---
www.kcna.kp (2025.02.09.)