外務省代弁人の回答

【平壌12月5日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンは、最近、シリアでテロリストの無謀な軍事的妄動によって情勢が刻一刻悪化していることで5日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

シリアの山間の奥地に群がり、辛うじて余命を維持していたさまざまなテロリストがこの頃、外部勢力の政治的操りと軍事的支援の下、シリア政府と軍隊が統制している諸地域を不意に攻撃して平和的都市と村を破壊し、罪のない民間人を殺りくしたのは、何によっても正当化されない極悪な反人倫犯罪である。

特に看過できないのは、先日、レバノンの愛国勢力組織とイスラエル間に停戦合意が採択されたことで、中東地域の和平と安定に対するアラブ人民の希望と期待が高まっているときに、シリアでテロリストによる新たな流血惨劇が発生したということである。

今回の事態は徹頭徹尾、シリアの合法的な政府を「悪魔化」し、シリアに不安と恐怖をもたらすとともに、ガザ地区とレバノンでの集団大虐殺シナリオをシリアで再び再現することで中東地域の情勢を引き続き破局的な状況へ追い込もうとする敵対勢力の卑劣な陰謀策動の所産である。

われわれは、シリアで強行されているテロリストの無謀な軍事的妄動とそれを黙認、助長している背後勢力の不純な企図を強く糾弾するとともに、国の自主権守護と領土保全、危機解決のためのシリア政府と人民の正義の闘いと中東地域で強固な平和と安定を実現しようとするアラブ諸国の努力に全面的な支持と連帯を表する。---

www.kcna.kp (2024.12.05.)