サムライ後えいの戦争「友軍」確保策動の真意は何か 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月17日発朝鮮中央通信】最近、日本が同盟国との軍事共助強化にいつにも増して注力しているのでアジア地域諸国の憂慮をかき立てている。

先日、東京では防衛協力の看板の下、日本とオーストラリアの外交・軍部頭目らの謀議がこらされた。

その中で、両国間に結ばれた準同盟国関係を「さらに高い段階」へ発展させる問題が合意され、オーストラリアが日本の新型護衛艦を導入することで落着した。

これに関して日本防衛相は、護衛艦の導入がインド太平洋地域の安全保障強化へつながるだの、何のと言って、自分らの軍事共助強化があたかも地域の平和と安全のためであるかのように宣伝した。

すでに久しい前に、オーストラリアとの「物品役務相互提供協定」の締結で軍事的結託の前提を設けた日本は、この国に対する原子力潜水艦の提供を骨子とするアングロサクソン族の排他的な「AUKUS(オーカス)」の謀議にも積極的に首を突っ込んだ。

軍事大国化を急ぎ、戦争国家に浮上した日本が戦争「友軍」確保策動に熱を上げてきたのは、すでに世に知れた事実である。

はては、ドイツとイタリアとの「物品役務相互提供協定」の締結によって過去の戦争同盟復元に電撃的に取り掛かった日本は、現在も自国の海上と空中で過去の戦犯国との合同訓練を相次いで繰り広げ、任意の瞬間に再侵略の道に飛び込む態勢を練磨している。

サムライ後えいの戦争「友軍」確保策動の真意は、明白である。

それは、外部勢力の力を借りてでもアジア地域で力の優位を占め、ひいては「東洋制覇」の昔の夢を必ず実現するということである。

過去史の否定と軍国主義復活策動によって、そうでなくても国際社会の排斥と嫌悪の対象になっている日本が、再侵略野望を実現するための戦争同盟強化に拍車をかけている危険な軍事的動きは、アジア地域諸国の当然な警戒心と凄絶な報復対応意志を呼び起こすに決まっている。

明白なのは、無謀な再侵略の悲劇的結果として日本にまたもやもたらされる第2の敗北が決して、降伏書に判を押すだけでは済まないということである。

こんにちのアジアは決して、過去の「皇軍」が日章旗を血で染めながら大陸侵略に狂奔していたその時の活動舞台ではなく、地域諸国は外部勢力と結託して「東洋制覇」を夢見るサムライ後えいの振る舞いをいささかも許さないであろう。---

www.kcna.kp (2025.09.17.)