人民は王様だと言って

1965年7月のある日であった。

人民のための現地指導の道を歩み続けていた偉大な領袖金日成主席がある場所を訪れた。

風致に富む山もあり、清い水が波打つ湖もあるので休息には持って来いの場所であった。

しかし、金日成主席は片時の休息も取らず、幹部たちと談話したりして忙しい時間を送った。

同行した幹部は、あまりにも惜しくて切ないので自分の気持ちを主席に申し上げた。

すると主席は、昔「臣労君逸」という言葉があった、これは臣下が仕事を多くすれば王が楽をするという意味であるが、私は人民の臣下であり、人民は私たちの王様である、だから私たちが仕事を多くしてこそ人民が楽に暮らせると述べた。

そして、仕事を多くするのが自分には休息である、これにまさる楽しい休息はないと笑みを浮かべて述べた。

主席の教示に接した幹部は、感激を禁じ得なかった。---

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