新時代の艦船工業革命と海軍武力近代化の果敢な前進・発展
朝鮮人民軍海軍の駆逐艦進水記念式が盛大に行われる

【平壌6月13日発朝鮮中央通信】偉大なわが国家の富強と繁栄の百年の大計を強大無比の絶対的な力をもってしっかり守ろうとする朝鮮労働党の固い信念と不屈の革命意志は、強力なチュチェ式武力装備の連綿たる誕生とともに、共和国海軍の輝かしい全盛時代を開いている。

朝鮮民主主義人民共和国の海上主権と国益をしっかり保証するもう一隻の多目的駆逐艦がいかなる不利な条件下でも挫折と沈滞を許さず、ひたすら前進のみを志向するわが党の不変の強兵建設意志を示して守護者の聖なる名を歴史に記すときを迎えた。

主体的海軍武力の強化・発展のための聖なる道で頑強な奮発と強い闘志をもって、ついに成就した新型駆逐艦の相次ぐ保有は、艦船工業部門労働者階級の不屈の精神力とわが国の一大底力の示威であると同時に、祖国の安全と世界の平和をしっかり守るための党中央の海洋戦略の実現におけるとくに目覚ましい優れた進展である。

朝鮮人民軍海軍の駆逐艦進水記念式が6月12日、羅津造船所で行われた。

進水記念式には、党と政府、軍部の幹部たちと艦船工業部門の労働者、科学者、技術者、幹部たち、朝鮮人民軍の海軍将兵たち、駆逐艦の指揮官、海兵たち、金正淑海軍大学の教職員と学生たち、朝鮮人民軍の軍種・軍団級指揮官たち、省、中央機関の責任幹部たちが参加した。

先進海洋強国を目指すチュチェ朝鮮の遠大な理想と力強い気概が満ち溢れる記念式場は、新時代の艦船工業革命の歴史的振興を揺るぎなく加速させている金正恩総書記への絶対的な信頼の念と、日ごとに強大になるわが国家の底知れない力に対する大きな誇りと自負で沸き返っていた。

朝鮮人民軍海軍儀仗隊が栄光の時刻を待って厳かに整列していた。

敬愛する金正恩総書記が最新鋭多目的駆逐艦が雄健に係留されている記念式場に到着すると、全ての参加者は祖国の隆盛・繁栄と子孫万代の平安のための草分けの道と開拓の険路を偉大な奮闘と鉄の意志で踏み分け、五千年民族史の宿願が立派にかなえられる海洋強国建設の一大全盛期を開いている希世の愛国者、百戦百勝の総帥を仰いで最大の栄光と敬意をささげ、熱狂的な歓呼の声を上げた。

金正恩総書記を迎接する儀式が行われた。

金正恩総書記が朝鮮人民軍海軍の栄誉の軍旗と儀仗隊を査閲した。

海軍の主要指揮官たちが限りない敬慕の念を抱いて金正恩総書記を丁重に迎えた。

朝鮮人民軍海軍儀仗隊の分列行進が行われた。

金正恩総書記をはじめ党と政府の幹部たち、朝鮮人民軍海軍司令官など海軍の指揮メンバー、朝鮮人民軍軍種・軍団級単位の指揮官たち、各道党責任書記、軍需工業部門の幹部たち、艦船建造部門の幹部、功労者たちが幹部壇についた。

朝鮮民主主義人民共和国国歌が荘重に奏楽された。

朝鮮労働党中央委員会の趙春龍書記が進水記念の辞を述べた。

演説者は、艦船工業部門の労働者階級の非常に高い革命的熱意と奮闘によって、共和国海上防衛力の前列に立つことになる新型駆逐艦第2号をついに東海の青い水上に浮かし、党中央総会にその結果を報告できるようになった感慨を披歴し、これは朝鮮が願う理想と目標、養う国力が大洋に伸びる時代が駆逐艦の威厳のある実体のように確実に迫っていることを実感させる誇るに足る慶事であると述べた。

また、新型多目的駆逐艦が海上防衛のための主動的な牽制勢力として、東海はもちろん太平洋を自分の庭のように出入りしながら、わが国家の主権に挑戦し、平和と繁栄の権利を侵害しようとする敵対勢力を沿海と大洋、地上のどこにいてもせん滅的な報復打撃を加えられるように朝鮮式に開発され、威力が向上された総合的な戦力を備えたことに触れ、わが党と国家、人民が志向する海洋強国の新時代は否認できない現実であることを今日の進水記念式が示すであろうと確言した。

新時代の国防工業革命の全方位的かつ急速な勝利的前進を陣頭に立って導く金正恩総書記の精力的な指導によって、1年半足らずの短期間に2隻の大型多目的駆逐艦を建造する驚異的な出来事が起きた現実に言及し、革命工業の変革的結実を次々と誕生させ、自衛力強化の全盛期を開いていく党中央の卓越かつ洗練された指導を受ける栄光はすなわち、艦船工業部門だけでなく全ての国防工業部門で羽ばたく創造と奇跡の限りない力であると強調した。

演説者は、敬愛する金正恩総書記が導き、堅忍不抜の闘争過程で得た貴い経験と教訓があるので、朝鮮の艦船工業はより素晴らしい成果を創造するだろうとし、偉大な党中央の思想と指導に忠実に従う透徹した精神をより高く発揚し、より大きな創造の力を培って、尊厳ある強大なわが祖国、朝鮮民主主義人民共和国を世界に誇らしく宣揚する聖なる闘争に尽力する決意を披歴した。

記念式では、敬愛する金正恩総書記が親筆署名した駆逐艦の等級規定と命名に関する朝鮮労働党中央軍事委員会の命令を朝鮮民主主義人民共和国の努光鉄国防相が発表し、艦船の等級および命名証書を朝鮮人民軍海軍の東海艦隊司令官に手渡した。

朝鮮労働党中央軍事委員会の命令により、新しく建造された駆逐艦を「崔賢」級に、艦の名を「姜健」号と命名した。

金正恩総書記が朝鮮人民軍海軍東海艦隊の指揮官たちに駆逐艦「姜健」号の軍艦旗を授与した。

駆逐艦進水を記念して、党中央委員会の趙春龍書記が進水ロープを切った。

瞬間、艦の汽笛と共に艦名称幕が下ろされ、花火が打ち上げられ、ゴム風船が飛び立って空を美しく飾った。

金正恩総書記が駆逐艦に上がった。

最高司令官の初の査閲を受ける栄光の時刻を迎えた艦は、戦闘的熱狂に包まれていた。

金正恩総書記は、艦長の迎接報告を受けて艦の船首、船尾の甲板を見て回りながら海兵たちを温かく激励した。

駆逐艦では、朝鮮人民軍の初代総参謀長であった抗日革命闘士姜健同志の記念リリーフ像が除幕された。

金正恩総書記は、朝鮮人民軍の英雄主義を代表する優れた軍事家であり、真の共産主義革命家であった姜健同志が建国と軍創建偉業にささげたその高貴な青春と南進の道で発揮した剛勇な気概と貴い精神がそのまま艦を後押しする推進力になり、「一当百」戦闘精神の永遠なる滋養となって新世代の海兵たちが勝利の航跡だけを刻むように励まし、共和国海軍の限りない繁栄を激励してくれることを祈り、建軍功臣の記念リリーフ像の前に花を供えて崇高な敬意を表した。

金正恩総書記は、駆逐艦の建造と原状復元に貢献した艦船工業部門の科学者、技術者、労働者たちに会って激励した。

金正恩総書記は、功労者たちの手をいちいち取りながら新世代の戦艦の建造と艦船の復旧に一意奮起して優れた専門家の実力と能力を発揮することで、党中央軍事委員会の命令を完璧に貫徹するのに寄与した彼らの愛国忠誠と勤労の偉勲に心からの感謝を表した。

敬愛する金正恩総書記が記念演説を行った。

金正恩総書記は、駆逐艦第2号艦の進水記念式を盛大に行うようになったのは、聖なる開拓の錨を上げた艦隊建設の新時代が力強い前進を続けており、世界的な海軍力の建設を目的としたわれわれの膨大な艦船建造計画が最も正確に急速に推進されていることを示しているとし、わが艦船工業の超急速な発展を見せる変革を実感させる非常に重大な出来事をもたらした清津造船所と羅津造船所をはじめとする艦船工業部門の英雄的労働者階級と関連部門の科学者、技術者、幹部たちに熱烈な感謝を表した。

金正恩総書記は、単なる無責任さと非科学的な経験主義のために国家の尊厳と権威を一瞬にして失墜させた荒唐無稽な曲折はあったが、いかなる難関も海軍戦力強化の重大な道程は決して遅らせることはできなかったとし、これは艦船工業の進歩と飛躍に必須の滋養であり、われわれの革命方式、発展方式の威力に対する今一度の証明であると述べた。

金正恩総書記は今日、艦船工業革命を本格的に進めることができたのはわれわれの意志が堅固であるばかりでなく、それを実践的に裏付ける自らの強固な陣容と高い技術力を確保したからであるとし、真っ向から攻撃する力があり、そのような能力を備えてこそ侵略を防ぐことができるというわが海軍の持論に従って、来年から「崔賢」級、またはそれ以上のクラスの駆逐艦を毎年2隻ずつ建造し、作戦水域に配備することをはじめ、海上武力の急進的強化に向けたわが党の国防戦略と実践的措置について宣明した。

金正恩総書記は、海軍の全盛時代を開いていくわれわれの偉業は本格的な段階に入ったとし、船舶工業部門の労働者階級が限りない忠実性と愛国心、無視できない実力と頑強な実践力を百倍にして、わが党が目標とし決定した軍事強国の地位にふさわしい近代的な大型軍艦を大々的に建造することで、造船業飛躍の新しい歴史を記し続けるものとの期待と確信を表明した。

金正恩総書記が演説を終えると、新世紀の先進海洋強国に向かって力強く前進するチュチェ朝鮮の洋々たる前途を確信し、全ての参加者が大きな感激と歓喜に満ちて上げる嵐のような「万歳!」のかん声が港湾を震撼させ、こだました。

金正恩総書記は、駆逐艦の建造闘争中、現場で殉職した清津造船所の現代化職場の板金第1作業班のチョ・グムヒョク班長の英雄的偉勲を高く評価し、彼の妻と息子に会って慰めた。

金正恩総書記は、駆逐艦の主要指揮官たちに記念コインを授与し、駆逐艦で服務することになる指揮官、海兵たちと共に駆逐艦「姜健」号を背景にして建軍史に末永く輝く意義深い記念写真を撮った。

金正恩総書記は、駆逐艦の全ての海兵がわが共和国の主権を誇らしく守ってきた軍創建世代の偉大な精神と不屈の勇敢さをしっかり継承し、祖国に立てた海軍の不滅の功績と誉れ高い守護の航跡を赫々たる勲功で輝かすものとの大いなる信頼を与えた。

国家元首の初の査閲と温かい祝福を受けたこの上ない光栄に浴した駆逐艦の全ての指揮官と海兵たちは、敬愛する金正恩総書記に感謝のあいさつをささげながら、党中央が指し示す勝利の航路に沿って共和国海軍の英雄的な戦闘精神を力強く発揮し、祖国の領海を鉄壁のごとく守っていく決意を固めた。

金正恩総書記は、艦船の建造に寄与した清津造船所と羅津造船所をはじめとする船舶建造部門の労働者、科学者、技術者、技能工、幹部たちにも会い、彼らがより力強い奮発と強靭な闘いで無敵の戦艦を祖国の海上に次々と浮かすことで、朝鮮人民軍の強勢を限りなく上昇させる偉大な歴史を引き続き力強く記していくことを期待し、愛と信頼のシーンを残した。

駆逐艦の進水を記念する公演が行われた。

朝鮮人民軍海軍の駆逐艦「姜健」号の進水記念式は、わが海軍を国家核抑止力の一翼を担った強力な軍種として急速に進化させ、国家主権と領土保全、安全利益をしっかり守っていこうとする朝鮮労働党の揺ぎない決断と意志の力強い誇示であり、雄大な抱負と理想を抱いて興隆・繁栄の明日に向けて力強く前進するわが人民の愛国闘争に大きな活力を注ぐ出来事的契機である。

栄えある金正恩時代とともに日ごとに高まる英雄的人民海軍の名声は、不屈の社会主義朝鮮の勇敢さと勝利の象徴として燦然と輝くであろうし、大洋万里へ伸びる戦力は正義と平和守護の霊剣としてその尊厳と威容を世界に宣揚するであろう。---

www.kcna.kp (2025.06.13.)